第3回写真コンテスト
審査員:金盛正樹氏
(日本鉄道写真作家協会(JRPS)会員)
飯山線沿線地域活性化協議会宰
春夏秋冬・優秀賞
審査員のコメント:
生活感、季節感が漂う、とても気持ちのいい作品です。沿線の人々のほがらかな人柄まで伝わってくるようです。こういった沿線の風景に見守られながら、飯山線は走っているんですネ。ところで列車の顔が、中途半端に切れてしまったのが残念です。もし原画にはちゃんと入っているようでしたら、ぜひプリントし直していただきたいと思います。もし入っていないようなら、画面左側を少しトリミングでカットしてしまうのも手です。
春部門:入選
審査員のコメント:
山河の折なす明媚な光景を車窓に見ながら列車に揺られる、そんな旅こそが飯山線の最大の魅力でしょう。それを見事に伝えてくれる作品です。圧倒されてしまいそうなスケールの大きさもいいですネ。
審査員のコメント:
満開の桜と、それを覆う快晴の空。なんとすばらしい気象条件でしょう。それを逃がすことなく、きっちりととらえています。春の暖かい空気が運ぶ花の香りが、ここまで届いてきそうな作品です。
夏部門:入選
中川 幹夫
「天国への階段」
審査員のコメント:
もう使われなくなった線路とホーム。そのホームには草花が生え、徐々に自然に帰ろうとしているようです。何気ない車窓の風景ですが、飯山線のローカルムードをうまく切り取りました。
秋部門:入選
審査員のコメント:
駅前の旅館に宿泊したとき、夕食前の散歩で出会った風景だとか。少しの時間でも写真を楽しもうとされるスタンスが、いい結果をもたらしたということでしょうか。秋の夕暮れのちょっともの悲しい空気感がいいですネ。
冬部門:入選
審査員のコメント:
飯山線の縁の下の力持ち、除雪車両の登場ですネ。晴天に向かって優雅な弧を描いている雪粉が、画面上半分に動感を与えています。対照的に画面下半分は、とても静的。雪の堤にぽっかり開いた通路が、異次元へ通じる入り口にも見えてきます。じっと見ていると、とても不思議な感覚に囚われる、面白い作品です。
審査員のコメント:
いろんな色の光が入り混じった、幻想的な空間ですネ。昨夜の列車がつくった轍も、夜中降り続いた雪に見えなくなりかけています。コメントに「6時44分の上り列車を待つも、大雪で遅延に」とありました。来るはずの列車が来ず、駅には人影もない。小林さんはちょっと心細くなりながらシャッターを切ったのでしょうか?そんな気持ちが反映されたような心象風景です。
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山は萌える若葉に覆われ、雪の消えた田んぼには水が張られて、田植えを待つばかり。春を迎えて、「静」から「動」へと転換した飯山線沿線の雰囲気がよく伝わってきます。主要被写体が画面の中心にある、いわゆる「日の丸弁当」構図になってしまうが、そんなことは置いといて…、春の活力を感じる作品です。